マイルの購入セールは、ふだんなら「見かけたら考える」くらいでいいのですが、今回のフィンエアーは少し事情が違います。Aviosが最大50%オフで買えるのに、セールを知ってから入会しても間に合わないのです。
フィンエアーのマイレージプログラム「Finnair Plus」で、2026年11月2日から16日まで、Aviosの購入セールが開かれています。条件と、そもそもAviosとは何かを順に見ていきます。
買う量が多いほど割引が大きくなります
割引率は、一度に買うAviosの数で決まります。5,000 Avios以上から割引が付き、8万5,000 Avios以上でいちばん大きい50%になります。
| 購入するAvios | 割引率 |
|---|---|
| 4,000以下 | 割引なし |
| 5,000〜19,000 | 30% |
| 20,000〜49,000 | 35% |
| 50,000〜84,000 | 40% |
| 85,000〜200,000 | 50% |
購入したAviosの10%分のティアポイント(ステータス用のポイント)も付きます。最上級の「Platinum Lumo」になるには30万ティアポイントが必要で、そのうち25万はフィンエアー便で貯めたものでなければなりません。購入で付いたティアポイントは、この25万には数えられません。
購入できるのは、1月〜12月の1年間で最大20万Aviosまでです。今回のセールでは年間の上限がいったんリセットされ、2026年にすでに上限まで買っている人も、あらためて20万Aviosまで買えます。
気になる単価ですが、価格はログインしないと表示されません。海外のマイル系メディアでは、円で10万〜20万Aviosを買うと1 Aviosあたり約1.67円になる、という計算が紹介されていました。ただ、11月4日の時点で、フィンエアーが円建ての価格を変えたという情報もあり、いまはドル建てのほうが安くなる場合があるようです。購入画面で通貨を切り替えて、金額を見比べてから決めるのがおすすめです!
対象は「10月30日より前に入会した人」だけ
今回いちばん大事なのがここです。セールの割引を受けられるのは、次の2つを満たすFinnair Plus会員に限られます。
- 2026年10月30日より前にFinnair Plusに入会していること
- アカウントに50 Avios以上の残高があること
セールの開始は11月2日なので、告知を見てから入会しても対象外です。一方、残高の条件のほうは、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のアカウントからAviosを移せば満たせます。入会さえ済んでいれば、あとから間に合う、というわけです。
Aviosは、いくつもの航空会社が共通で使う「通貨」
ここで、そもそもAviosとは何かをおさらいしておきます。Aviosは、ふつうの「マイル」と同じく、飛行機に乗ったりカードを使ったりして貯め、特典航空券などに使うポイントです。ちょっと変わっているのは、1つの航空会社のものではなく、複数の航空会社が自社のマイレージプログラムの通貨として共通で使っているところです。
Aviosを自社の通貨にしているのは、BA、イベリア航空、エアリンガス、ブエリング、カタール航空、フィンエアー、ローガンエアの7社です。アカウントは航空会社ごとに別々です。フィンエアーの場合は、BAのプログラム(BA Club)とアカウントをつなげれば、Aviosを1対1、手数料なしで、すぐに移せます。フィンエアーのAviosを他社に移すときはBA Clubを経由する決まりです(例:フィンエアー → BA → カタール航空)。
つまり、フィンエアーで安く買ったAviosを、BAやカタール航空、エアリンガスのアカウントに移して、その会社の特典航空券に使うこともできます。Aviosの購入セールが注目されやすいのは、このためです。使い道も、ワンワールド加盟のJAL、キャセイパシフィック、マレーシア航空、アラスカ航空など、日本の旅行者になじみのある航空会社が並んでいます。
Avios陣営は、少しずつ仲間を増やしています
Aviosを使う航空会社は、ここ数年で増えてきました。2022年3月には、カタール航空がそれまでの「Qmiles」をやめてAviosに切り替えました。カタール航空の提携先であるバンコク・エアウェイズや、2025年3月に加わったガルーダ・インドネシア航空などでも、Aviosを貯めたり使ったりできます。
フィンエアーが続いたのは2024年3月です。それまでのFinnair Plusのポイントは、3ポイント=2 Aviosの割合でAviosに置き換わりました。さらに2025年には、イギリス最大の地域航空会社ローガンエアが、7社目としてAviosに加わっています。
エアリンガスにも、50%ボーナスのセールがありました
Aviosの購入セールは、フィンエアーだけのものではありません。2024年1月には、エアリンガスの「AerClub」で、Aviosの購入に50%のボーナスが付くセールが開かれました(1月29日まで)。2023年6月・11月に続く開催で、買ったAviosはBAやイベリア航空へ移せたほか、BAを経由してカタール航空でも使えました。
フィンエアー自身も、2026年だけで、3月と6月(最大40%オフ)、5月と9月(最大50%ボーナス)にAviosの購入セールを開いています。割引の形や率は、回によって違います。
入会だけは、先に済ませておきたい
今回のように「この日より前に入会した人だけ」という条件が付くと、セールが始まってから動いても間に合いません。2026年のフィンエアーのセールでも、どの回も「決まった日までに入会していること」が条件でした。
だからこそ、気になる航空会社のマイレージプログラムには、ひとまず入っておくのがおすすめです! Aviosなら、BA Clubとフィンエアーの両方に入ってつないでおけば、残高の条件もBAから移すだけで満たせます。
私は、ANA、デルタ航空、ユナイテッド航空、JAL、BA、エーゲ航空、スターラックス、アラスカ航空のマイルを持っています。ただ、有効期限を切らさないようにするのが大変です。
Finnair PlusのAviosも、18か月に一度も動きがないと失効します。購入すると、持っているAvios全体の有効期限が18か月延びます。ただし、他社のプログラムへAviosを移しても、期限を延ばす動きには数えられません。入会したまま放っておくと失効しかねないので、少量の購入を期限の延長に使うのもひとつの手かもしれません。
セールは11月16日(フィンランド時間)までです。対象の方は、購入画面で通貨ごとの価格を確かめてから決めてください。
公式情報
※発表は英語のみです(11月5日時点)。

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