ANAの新しい機材が、そろって予定より遅れています。10月29日の決算説明で、国際線向けの787-9と、国内線向けの737-8について、受領時期の見通しが語られました。
787-9「THE Room FX」の受領は、当初の8月から11月以降へ
新しい787-9は合計19機で、内訳は新造機が3機、既存機の改修が16機です。座席数は206席で、ビジネスクラス48席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー137席となります。
受領は当初、2026年8月の予定でした。それが11月以降にずれ込む見込みです。ANAは早めに受け取れるよう調整を続けているとのことですが、どの路線に就航するのか、いつから飛ぶのかは、まだ発表されていません。
元祖「THE Room」は、登場したとき大きな話題に
「THE Room」の名前に、ピンとくる方も多いですよね。2019年8月、777-300ERの羽田〜ロンドン線でデビューしたANAのビジネスクラスで、日本の航空会社では初めてのドア付きの個室型でした。座席の幅は最大約93cmと、それまでのANAのビジネスクラスの約2倍。前向きと後ろ向きの席を交互に並べた配置や、24インチの4Kモニターも注目を集め、「ファーストクラス顔負け」と評判になりました。
今回の「THE Room FX」は、その流れをくむ中型機の787-9向けの座席です。1-2-1の配置で全席から通路に出られ、横幅は最大105cmあります。
プレミアムエコノミーは、従来より2インチ広い40インチ
待たされる分、中身は気になりますよね。新しい座席は次のとおりです。
- ビジネスクラス:24インチのモニターを備え、ドア付きの座席
- プレミアムエコノミー:シートピッチは40インチ(従来より2インチ広い)
- エコノミー:シートピッチは33〜34インチ
この機材は2025年6月のパリ航空ショーで発表され、2026年3月には国内で公開されました。国内公開は済んでいるものの、乗れる時期はまだ見えていません。
私も、THE Roomに乗りたくてロンドン行きの特典航空券を狙っていたのですが、結局取れませんでした。新しい787-9で機材が増えて、もっと乗りやすくなるといいのですが。
737-8は、6月予定から後ろへずれ、12月以降に
遅れているのは787-9だけではありません。国内線向けの737-8も、受領時期が何度も動いています。当初は2026年6月の予定でしたが、9月、10月と後ろへずれ、今回は12月以降とされました。
導入予定数は最大42機で、確定発注が38機、オプションが4機です。運航はANAウイングスが担当し、国内線で使っている737-800を置き換えていきます。車椅子に対応したトイレを世界で初めて導入する計画です。


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