日本の空港ベスト10を調べてみた!【乗降客数編】ワーストも・・・

日本でいちばん人が乗り降りする空港はどこか、と聞かれたら、たぶん多くの人が「羽田」と答えますよね。では反対に、いちばん少ない空港は? こちらはなかなか名前が浮かばないかもしれません。

「空港だいすき!」として、日本の空港をいろいろな数字で比べるランキングを始めてみます。第1回は、いちばん基本の「乗降客数」。ベスト3とワースト3を順に見ていくと、1位と最下位では年間の乗降客数が9,000万人以上も違います。

目次

使う数字は国の「空港管理状況調書」

数字は、国土交通省航空局がまとめている「空港管理状況調書」の2025年度(2025年4月〜2026年3月)の実績です。国内線と国際線の乗降客数を合わせた人数で、国際線には乗り継ぎで通過する人も含まれます。

調書には、1年間の乗降客数が0人だった空港もいくつか載っています。0人の空港は同じ数字で並んでしまうので、ワースト3は「1人以上の乗り降りがあった空港」の中から選びました。0人の空港は、記事の後半にまとめています。

ベスト3は羽田・成田・関西

1位 羽田空港 約9,233万人

堂々の1位は羽田空港(東京国際空港)で、2025年度の乗降客数は92,327,013人でした。ほぼ1億ってすごいですね。1日あたりにすると約25万人です。もはや一つの街です。

前の年度(2024年度)は87,916,275人だったので、1年で約441万人も増えています。増えた分だけで、10位の神戸空港の年間の乗降客数(約417万人)を上回ってしまうのが羽田のすごさですね。

2位 成田空港 約4,147万人

2位は成田空港。約4,147万人と大きな数字ですが、それでも羽田の半分には届きません。

ただ、国際線にしぼると話は変わります。2025年(暦年)の国際線の乗降客数のシェアは、成田が29.7%で日本一。羽田(21.3%)を大きく上回っています。

私は、距離的には羽田のほうが便利ですが、成田のほうが「海外に行くぞ!」という感じがあって好きです。ド派手な空港が多い中、クラシックな感じが落ち着きます。

3位 関西国際空港 約3,351万人

3位は関西国際空港で、約3,351万人。こちらも国際線に強い空港で、2025年(暦年)の国際線シェアは24.0%。羽田を抜いて成田に次ぐ2位で、羽田を上回るのは2年連続です。

ちなみに、同じ関西の大阪国際空港(伊丹)は約1,629万人で7位、神戸空港は約417万人で10位。関西の3空港を合わせると、約5,397万人になります。

上位10空港はこちら

順位空港乗降客数(2025年度)
1羽田(東京国際)約9,233万人
2成田国際約4,147万人
3関西国際約3,351万人
4福岡約2,884万人
5新千歳約2,602万人
6那覇約2,352万人
7大阪国際(伊丹)約1,629万人
8中部国際約1,158万人
9鹿児島約593万人
10神戸約417万人

4位の福岡空港は約2,884万人で、5位の新千歳空港(約2,602万人)を上回っています。8位の中部国際空港と9位の鹿児島空港のあいだで、ぐっと数字が小さくなるのも目を引きます。

また、10位の神戸空港は、前年の12位からジャンプアップ。そういえば2025年は大阪万博の開催年。その影響もあるかもしれません。

その他、前の年度からの伸びも見てみると、福岡は約172万人増、那覇は約182万人増、新千歳は約118万人増。この3空港は、どれも1年で100万人以上増えています。

ワースト3は想像以上に少なかったです

ここからが、このランキングのいちばん面白いところかもしれません。羽田の1日の乗降客数(約25万人)どころか、1年間の合計が数十人という空港があるんです。

ワースト1 福井空港 53人

2025年度の乗降客数は、1年間でたった53人。福井空港は1966年(昭和41年)に開港した、滑走路1,200mの空港です。定期便は1976年に運休して以来、およそ50年ありません。近くの石川県にある小松空港との競合もあり、需要が伸びなかったとされています。

とはいえ、使われていない空港というわけではありません。小型機やグライダーの拠点として使われていて、2025年度の着陸回数は3,686回。2024年の能登半島地震のときには、災害対応の拠点にもなりました。

2025年9月30日には、トキエアのATR42-600が新潟空港から試験的に飛来し、約1時間後に新潟へ戻っていきました。福井県はターミナルの建て替えなど、空港の再整備を進めています。

ワースト2 岡南飛行場 69人

2位(下から)は岡山市の岡南(こうなん)飛行場で、1年間で69人。実はここ、1962年(昭和37年)に開港した「元の岡山空港」です。いまの岡山空港が1988年(昭和63年)に開港したタイミングで、岡南飛行場という名前に変わりました。滑走路は1,200mです。

ワースト3 慶良間空港 155人

3位(下から)は沖縄県座間味村の慶良間(けらま)空港で、1年間で155人。滑走路は800mと短く、沖縄県の案内では、エクセル航空の便が「不定期」となっています。

ワースト3のすぐ上も、沖縄の離島の空港が続きます。

下からの順位空港乗降客数(2025年度)滑走路
1福井(福井県)53人1,200m
2岡南(岡山県)69人1,200m
3慶良間(沖縄県)155人800m
4伊江島(沖縄県)380人1,500m
5波照間(沖縄県)1,017人800m
6粟国(沖縄県)1,347人800m

波照間が思ったより少なかったですが、船がメインなんですね。

乗降客数0人の空港もある

ワースト3から外した「0人」の空港も見ておきます。2025年度の調書で乗降客数が0人だったのは、次の空港です。

  • 礼文空港(北海道)
  • 佐渡空港(新潟県)
  • 小値賀空港(長崎県)
  • 上五島空港(長崎県)
  • 大分県央飛行場(大分県)
  • 八尾空港(大阪府)

このうち礼文空港は供用を休止していて、休止は2031年3月31日までとされています。佐渡、小値賀、上五島はどれも離島の空港で、滑走路は800〜890mです。

0人ってことがあるのかな、と思いましたが空港があっても、旅客を乗せる便が飛んでいなければ乗降客数は0人になるそうです。

まとめ

今回は、2025年度の空港ランキング、乗降客数編を調べてみました。ワーストは想像できませんでした。ベスト10はほぼ想像通りでしたが、個人的には鹿児島が予想外でした。皆さんはいかがでしたか?

今回は、以下の情報もとにまとめてみました!

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